移転日記8

中庭のある家、仕事がやりやすい家、広くなった自分の部屋・・・
古い家なのでちょっとした不便はありますが、
それを差し引いても快適です。すごく有り難いです。
なのになのに・・・
この・・・言葉に出来ない感じは何?
最高だと思っているのに、最高と思いきれないこの感じは何?
新しい家にまだ慣れていないからだと思っていましたが、違いました!

絵本が、児童書が無い。本棚に並んでいない!

数日前にはっきりとわかりました。
本棚が出来ていないので、まだ絵本は上桂に置いたままなのです。
仕事の度にその都度上桂へ行って本を積んで出かけています。
ある夜、次の本を読もうと思って、新しく店となる部屋へ行ってみたところ、
「わわわ。本が並んでへんやん。。。」と、今の現状では当たり前の事を痛感しました。
この18年間、店と住まいが一緒だったので、いつでも好きな時に棚の前へと向かえました。
人には見せられない姿でも、真夜中でも、本当に好きな時に。
昔は店と住まいは別だったので、絶対一緒でなければいけないという考えはありませんでした。
だから驚きました。
今や私は店と一緒でなければ生活していけない。
「店」という表現が正しいかどうかはわかりませんが、
店でなくても、棚を作って児童書を並べることが、もはや私の生活なのです。
その事に気付きました。。。

ようやく棚を作れる目途が立ちました。
一気に気分が変わりました。
児童書が並ぶ棚の無い状況は、自分が分かれている感じでした。
店をするしないは二の次です。
児童書が並ぶ空間は、私のために作るのです。
私の歓びのために。
今は自分の一部を迎え入れられることが嬉しくてたまりません。
棚づくりに関してお世話になった方々に感謝です!
(現在進行形でお世話になってますが)