楽しかったーっ!(今日の絵本)

本日、某小学校へ講演に伺いました。
親子一緒の絵本読みと保護者の方へのお話を含めて一時間半。
最初の45分絵本を楽しんで、後半の35分保護者の方にお話をさせていただきました。
驚いたのは、後半の保護者の方へのお話を、子ども達も最後まで聴いてくれていたことです。
途中で動きだしたり喋り出したり遊びだしたりするのが普通なのに。
意外でした。

皆で楽しんだ今日の絵本はこれ。

「かみなりどんがやってきた」(世界文化社)
「うし」(アリス館)
「しってるねん」(アリス館)
「くだものなんだ」(福音館書店)
「だるまさんの」(ブロンズ新社)
「ねこのピート だいすきなしろいくつ」(ひさかたチャイルド)

本当に楽しかった!
そして感動しました!

特に新刊の「うし」は子ども達に読んだのは初めてだったので、その反応が新鮮でした。
この絵本、もちろん普通に読むのはもったいない。
子ども達とやり取りしないと、ひじょーにもったいない。
最初の3ページで先を読み取った子どもがいました。さすが!
この感性と想像力は大人には乏しい。私が見習わないと!
最後のおち(?)も、子ども達は声を揃えていました。さすが!

「くだものなんだ」の中に出てきた「すいか」はくだものなのか?
と質問してくれた小学生。
「図書室の百科事典で調べてみて。ほんで答えがわかったら、クラスのみんなにもぜひ教えてあげて。」と、答えた私。
後ろで校長先生が笑顔で頷いてくださっていました。
それが目に入った私は思わず
「あ、もしかして私、上手に答えられたんちゃう!?」
と思ってしまいました(笑)
実際は、「すいか」が野菜か果物か?自信を持って答えられなかったので、
「上手い事逃げられたー!」と心の中で叫んでいたのです。(情けない大人や)
でもでも、その子は素晴らしかった!
講演が終わった後、すぐに図書室に行って百科事典で調べていたのです。
(開いてる図書室も素晴らしい。)
偶然その場に出くわした私も、一緒に答えを確認する事が出来ました。
ありがとう!子ども!

そしてそして、
「親子で絵本を楽しむことがどこへ繋がっていくのか?」を聴いてくださった保護者の方が、
涙をぬぐっておられました。
なんて素敵なおかあさんなのでしょう!
なんて素直な心を持った大人なのでしょう!
私の方が涙をこらえて話をしていました。

その他にも、主催が学校ではないのに参加してくださった校長先生。
図書館司書の先生。
主となって動いてくださったボランティアの方々のサポートは、
私に話しやすい空間を完璧に創ってくださいました。
皆さんを人として尊敬します。

今日に限らずですが、素敵な大人の人達に出会えると凄く嬉しい。
自分が「死ぬのもったいないやんかーーー!」と思える世の中を創れる大人は、
本当にたくさんいるのです。