店の誕生日

4月29日はえほん館が上桂に移転してオープンした日です。
離婚がきっかけで、伏見から今の上桂に移転したのですが、お客さんには多大なご心配をお掛けしたことを今でも覚えています。
伏見の店を閉店してから、しばらくの間、無店舗でした。
えほん館は無くなったんだと思われたお客さんもたくさんおられたようです。

そんな中、上桂で再びオープンして以来、毎年毎年、4月29日にお祝いに来て下さる方がおられます。
昨日もプレゼントを持って来て下さいました。
1999年4月29日以来、毎年毎年ずーっとです!
まるで、「ずーっとずっとだいすきだよ」(評論社刊の絵本のタイトル)と、
言ってもらっているようです。
4月29日が定休日の年もありましたが、ポストの中にプレゼントとメッセージが入っているのです。
私の感激は、言葉にできません!
だって、ほぼ毎年毎年、私は4月29日の誕生日を忘れてしまうのですから・・・(泣)
最初の時は、「おめでとうございます!」と言われて、
「?????」
「なんでした? 私の誕生日は来月です。」と答えました。
マジで「私の誕生日、まちごうたはるわ。」と思ったのです。
失礼この上ない!
数年が経ってからは、そのお客さんの顔を見て、「あっ!!!今日!」と思い出すようになりましたが。(思い出してどうすんねん!)
わざわざ大阪から来てくださるのです。
昨日も「普段はよその店で絵本を買ってます。すいません。」なんて言われるのですが、とんでもない! 絵本を買う人がいることが嬉しいのに。
毎年来てくださるだけで、感激なのに。
優しいなぁ。。。

お客さんとは言え、20年ほどの付き合いになるので、もう「お客さん」ではありません。
保育士をされているので、店以外の仕事先でお会いすることもごくたまにありますが、
そんな時は友達に再会したかのように喜びが湧いてきます。

来年はちゃんと覚えておくぞ!

経営は下手くそやけど、人生失敗ばっかりやけど、総合的にあんまり進歩もないけど、
私にとっては大きな価値のある「えほん館」です!
そう感じずにいられないものをいただいています。。。☆
感謝!

(写真はプレゼントでいただいた「ケーニヒスクローネのフォンダンショコラ」と「愛媛 旬のちゅうちゅうゼリー はれひめ」です。)

DSCF2673