<たびいえさん>

<たびいえさん>
北川チハル・作 青山邦彦・絵 くもん出版

ずっと一人きりで寂しかった「家」が、話し相手を求めて旅にでました。(だから「たびいえさん」)
様々な出会いと体験を通して、最後に辿り着いたのは・・・

この本は、我が子ケンタに「読んで」と頼まれて、お母さんが読んであげるという設定なのですが、お母さんが表紙をゆっくりとなでた事からすると、きっとお母さんにとって特別な物語なのでしょうねぇ。

お世話になっている著者からサイン本が届きましたので、うれしくて紹介させていただきました。
幼年童話ですが、大人の方におすすめかも!?

(小学校低学年位から大人まで)

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<少女探偵 月原美音>

<少女探偵 月原美音>
横山佳・作 スカイエマ・絵 BL出版

「月の雫」が盗まれた。
ごく普通の小学生、月原美音(つきはらみおん)。
行方不明の父を捜し、盗難事件の謎に挑む!!

というのは、帯に書いてある文章です。
主人公は小学生のおとなしい女の子ですが、小学生を馬鹿にしたような探偵ものではなく、でも小学生から読めるお話で、どういう展開になるのか?犯人は誰なのか?私が読んでいても結構面白かったです。
背後に潜む「怪盗ジェント」の影。
悪者を「実はええ人やん!かっこいいし〜」なんて思っていたら、「盗みは悪い事!」と作者にガツンと叱れてしまいました(笑)

(小学校高学年位から大人まで)

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<クラスメイツ>

久しぶりに森絵都さんの作品を読みました♪

<クラスメイツ>
森絵都 偕成社

この本は「前期」と「後期」に分かれた二冊になっています。
北見第二中学A組の24人全員の、24のお話が語られているのです。
一つの出来事でも、そこにまつわる物語は一つではありません。
誰に語られるかによって、違う出来事にすらなってしまいます。

そう。人の数だけ物語はあるのです。。。

(中学生位から大人まで)

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<ごろはちだいみょうじん>

待ちわびた大好きな春。
満開の桜、あたたかいお日さまの光、家の中に現れるわけのわからない虫・・・
あぁ、春だ!
そう感じながらこの冬に思いを寄せたとき、なぜがこの絵本を読みたくなりました。
この冬の最後の最後に、大好きなお父さんが逝きました。
私にとっての「特別な冬」が、終わりました。。。

<ごろはちだいみょうじん>
中川正文・さく 梶山俊夫・え 福音館書店

表紙に一匹のたぬきがいます。
笑顔です。
可愛いというか、憎めない感じというか。
上手いなあ・・・
この絵がこの絵本のお話を全部物語っているように思います。

いたずら者のごろはちが、村の人達の沢山の命を助けるという感動の物語ですが、切なさだけでなく、何かこう、心が明るくなるというか、優しい顔になるというか、私にとってはそういうお話なのです。
好きやなぁ、この絵本。
(4歳から大人まで)
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<鈴狐騒動変化城> すずぎつねそうどうへんげのしろ

<鈴狐騒動変化城>
田中哲弥・著 伊野孝行・画 福音館書店

町で評判の小町娘、おすずちゃんがお嫁に行くことになりました。
ところが、まだ若い殿様がおすずちゃんを我が物にしようとしたから、さあ大変。
殿様の魔の手から、おすずちゃんを守るために清吉たちが考えた大作戦とは・・・。

川に身を投げたおすずちゃんを助けたのは、狐でした。
その狐のおツネちゃんが、おすずちゃんに化けてお城へ上がることになるのですが、このおツネちゃんがめちゃくちゃ面白いのです!
「むははははは!」と笑うのが癖で、屈託がないおツネちゃんは、頼りになるやらならないやら。
でも、私はすっかりおツネちゃんが好きになってしまいました。
おツネちゃんが言うように、人が人を思う気持ちって、ほんと、素敵ですね〜

会話調の落語のような文章も面白くて一気に読んでしまいました。
(小学校高学年位から大人まで)
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