<鈴狐騒動変化城>
田中哲弥・著 伊野孝行・画 福音館書店
町で評判の小町娘、おすずちゃんがお嫁に行くことになりました。
ところが、まだ若い殿様がおすずちゃんを我が物にしようとしたから、さあ大変。
殿様の魔の手から、おすずちゃんを守るために清吉たちが考えた大作戦とは・・・。
川に身を投げたおすずちゃんを助けたのは、狐でした。
その狐のおツネちゃんが、おすずちゃんに化けてお城へ上がることになるのですが、このおツネちゃんがめちゃくちゃ面白いのです!
「むははははは!」と笑うのが癖で、屈託がないおツネちゃんは、頼りになるやらならないやら。
でも、私はすっかりおツネちゃんが好きになってしまいました。
おツネちゃんが言うように、人が人を思う気持ちって、ほんと、素敵ですね〜