衝撃の一日

先週の土曜日。
午前中、向日市の第2向陽小学校へ講演に行きました。
前半は子ども達と保護者の方達と絵本を読み合い、後半は保護者の方にお話をさせていただくというプログラムでした。
絵本「もったいないばあさんのてんごくとじごく」を読む前に、みんなに訊いてみました。
「天国と地獄とどっちに行きたい?」
私の予想を反して、地獄がいいという人が数人いました。中には大人の方が。
「どうして?」と訊くと「じごくのそうべえみたいな事がしたいから〜♪」という答え。
ナイスな大人です。
そんな中、「とっちもいや!」と叫んだ3年生位の子どもが一人。
「え?なんで???」と訊くと、
「どっちも死んでから行くとこやし。生きてる方がええもん。」
おっ!
ちょっとした衝撃でした。なるほど!

夕方から友達に借りたものを返すために四条大宮まで。
お気に入りの立ち飲み屋さんに行ってみましたが、すでに満員で並んでいる人が。
もんじゃ焼き屋さんへ行きました。
東京で初めて食べて以来、20年以上ぶりのもんじゃ焼き。大好きなのです。
なのに、なのに・・・
焼けるのを待っている間に、夢中で話してしまった私が悪かった。
気が付けば、大きかったもんじゃ焼きが煎餅サイズになっているではありませんか!
食べられてしまった・・・まだ一口しか食べてなかったのに。
結構、ひどい衝撃でした(笑)

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そしてとどめは、タイガーマスク(アニメ)です。
小学生の時、テレビで観るタイガーマスクが大好きでした。
特に最終回は、テレビの前で仁王立ちして滝のような涙を流し、しゃくり上げて泣いていた記憶があります。
私の人生に大きな影響を与えたテレビアニメなのです。
私がそういう人間であることを知っている友達が、
楽しく呑んでいた時、いきなり私の目の前にスマホを差し出しました。
「うわっ!なにこれ!タイガーマスクの最終回やん!!!」
約40年振りに観た、いえ、観てしまった最終回。
気が付けばテーブルには私の涙がぽたぽたと・・・

子どもの時から今の歳まで、生きれている私。
心の中に大切に持ち続けていた宝物のような「子ども時代の瞬間」を、何の前触れもなく、何の心の準備もなく、いきなり見せられた事に、何故か最大級の衝撃を受けていました。
観たくなかったのに、という怒りの衝撃ではないのです。
観れて良かったのです。いや観たいものだったのですが・・・う〜ん・・・
どういう種類の衝撃なのか、1週間以上経った今でも言葉にすることは出来ないのです(笑)