<名犬チロリ> 日本初のセラピードッグになった捨て犬の物語
大木トオル (岩崎書店)(読み物・小学校中学年位から大人)
セラピードッグって耳にしたことはありましたが、詳しいことは知りませんでした。…
私には絶対無理!と思うようなトレーニングを受け、マスター出来た犬だけがなれるのです。
チロリは団地のゴミ捨て場に子犬と一緒に捨てられていた母犬です。
しかも捨てられていただけではなくて、たれた左耳は折れています。
後ろ足にも障害があるのです。首にはボロボロになった首輪がくいこんでいます。。。
鎖につながれて、残飯を与えられ、飼い主からなぐられながら生きてきたのです。
そしてどこかのオス犬の子を身ごもり、やっかいものとなったため、ゴミのように捨てられたのです。。。
そんなチロリが、まだもっとたくさんの困難を乗り越えて懸命に生きていきます。
それどころか、こんなにひどい目に合わされた人間に、無償の愛をそそいでくれるのです!
後半は号泣でした。。。
児童書とはいえ、普段このての本はあまり読まない私ですが、同業者の店で購入し、読んでみて、チロリが大好きになりました。
会ったこともないのに愛しくてたまりません!
人間、もっとしっかりせなあかんっ!!! って私や!!!