私の事ではありません。
新刊が入荷しました。
「ふまんがあります」 ヨシタケシンスケ PHP研究所 1300円(税別)
「りゆうがあります」に続いて出たのは「ふまんがあります」でした。
子どもの不満に答えるパパ。
しかし・・・
こんなんでええのか〜(笑)
親子でワイワイ言いながら読んでください。
〜SINCE1987〜
「岸辺のヤ〜ビ」
梨木香歩作 小沢さかえ画 福音館書店
小学校中学年から大人まで
マッドガイド・ウォーターの岸辺には、不思議な小さな生きもの達が棲んでいます。
そんな生きもの達の、あれこれの物語です。
〚あの晴れた夏の日、わたしが岸辺で出会ったのは、ふわふわの毛につつまれた、二本足で歩くハリネズミのようなふしぎな生きものでした。〛
人間の目を通して語られる私たちの知らない生きもの達の世界が、実は人間の世界と共にあり影響しあっています。
ファンタジーは、人の心の世界の無限さに気付かせてくれるものなのではないでしょうか。
梨木さんのファンタジーということで、幸いにも出版される前の原稿を読ませていただきました。
文章だけだった原稿に素敵な挿絵が加わって、より世界観がクリアになったような気がします。
もう止まりませんでした!
読むのも、涙も・・・。
最低限の仕事だけすることにして、2日間で一気に読んでしまいました。
(因みに私は読むのが遅い方です。)
出版された時から、このタイトルが気になって気になって。
そしたら友人が読んだというので貸してもらいました。
今から思えば、ポーカーフェイスで、ふつーに貸してくれたのが良かった!
感情的に何の前ぶれもない状態で読めたのが、この本に限っては本当に良かったです。
真っ白な心でスタート出来たことが。
なのに私は、
「もう、めっちゃ良かった!良かった!」と大騒ぎして人にすすめています。
情けない・・・。
でも、喋らずにいられないのです。
でもでも、内容に関しては一切言わないようにしています。
この本は内容を何も知らずに読むのが一番だと思うのです。
読み終わった後、もう1回読みたいと思った本ってあったかなぁ・・・?
1週間経ちますが、未だに余韻に浸っています。
そんなつもりは無かったのに、意識が変わっちゃいました。
知らない間に変わってしまってました。
生きる事が嬉しい。。。
普通の事が、何気ない事が、当たり前の事が、愛しい。。。
イライラしたり、嫌な気分になる事も、愛しい。。。
主人公の二人に出会えて本当に良かった!!!