気ままな本の紹介」カテゴリーアーカイブ

<ウェストール短編集 真夜中の電話>

パソコンにむかうよりも本を読みたい私。
最近読んだおすすめ本を、吐き出すようにご紹介しております(笑)
そんな中で・・・
「やっぱり、好きやわぁ」と実感したのが、
ロバート・ウェストールです!

<ウェストール短編集 真夜中の電話> 徳間書店
ロバート・ウェストール・作 原田勝・訳 宮崎駿・装画

ウェストールといえば読み応えのある長編が多いですが、短編も沢山あったのです。
幽霊が出てくるお話や、意外なラストのお話、不思議なお話などなど9つの短編が入っています。
ウェストールといえば「戦争のお話」が浮かびます。
やはり、しっかりと戦争の傷のようなお話も入っています。

<ウェストール短編集 遠い日の呼び声>も出ています。
訳者(二冊は訳者が違う方なのです)が数ある作品の中から、それぞれに翻訳したい作品を選んだというもの、興味がわきました。

(中学生位から大人まで)

*ウェストールの中で私が一番好きなのは「海辺の王国」です。
悲惨な戦争体験を通して成長していく少年の姿が良かった!
特に、ラストの少年がとった態度には感動しましたっ!
「かかし」「弟の戦争」もおすすめです。
(注:どれも爆笑できるお話ではありません。)

DSCF2659

<たびいえさん>

<たびいえさん>
北川チハル・作 青山邦彦・絵 くもん出版

ずっと一人きりで寂しかった「家」が、話し相手を求めて旅にでました。(だから「たびいえさん」)
様々な出会いと体験を通して、最後に辿り着いたのは・・・

この本は、我が子ケンタに「読んで」と頼まれて、お母さんが読んであげるという設定なのですが、お母さんが表紙をゆっくりとなでた事からすると、きっとお母さんにとって特別な物語なのでしょうねぇ。

お世話になっている著者からサイン本が届きましたので、うれしくて紹介させていただきました。
幼年童話ですが、大人の方におすすめかも!?

(小学校低学年位から大人まで)

DSCF2647

<少女探偵 月原美音>

<少女探偵 月原美音>
横山佳・作 スカイエマ・絵 BL出版

「月の雫」が盗まれた。
ごく普通の小学生、月原美音(つきはらみおん)。
行方不明の父を捜し、盗難事件の謎に挑む!!

というのは、帯に書いてある文章です。
主人公は小学生のおとなしい女の子ですが、小学生を馬鹿にしたような探偵ものではなく、でも小学生から読めるお話で、どういう展開になるのか?犯人は誰なのか?私が読んでいても結構面白かったです。
背後に潜む「怪盗ジェント」の影。
悪者を「実はええ人やん!かっこいいし〜」なんて思っていたら、「盗みは悪い事!」と作者にガツンと叱れてしまいました(笑)

(小学校高学年位から大人まで)

DSCF2660

<クラスメイツ>

久しぶりに森絵都さんの作品を読みました♪

<クラスメイツ>
森絵都 偕成社

この本は「前期」と「後期」に分かれた二冊になっています。
北見第二中学A組の24人全員の、24のお話が語られているのです。
一つの出来事でも、そこにまつわる物語は一つではありません。
誰に語られるかによって、違う出来事にすらなってしまいます。

そう。人の数だけ物語はあるのです。。。

(中学生位から大人まで)

DSCF2650

<ごろはちだいみょうじん>

待ちわびた大好きな春。
満開の桜、あたたかいお日さまの光、家の中に現れるわけのわからない虫・・・
あぁ、春だ!
そう感じながらこの冬に思いを寄せたとき、なぜがこの絵本を読みたくなりました。
この冬の最後の最後に、大好きなお父さんが逝きました。
私にとっての「特別な冬」が、終わりました。。。

<ごろはちだいみょうじん>
中川正文・さく 梶山俊夫・え 福音館書店

表紙に一匹のたぬきがいます。
笑顔です。
可愛いというか、憎めない感じというか。
上手いなあ・・・
この絵がこの絵本のお話を全部物語っているように思います。

いたずら者のごろはちが、村の人達の沢山の命を助けるという感動の物語ですが、切なさだけでなく、何かこう、心が明るくなるというか、優しい顔になるというか、私にとってはそういうお話なのです。
好きやなぁ、この絵本。
(4歳から大人まで)
DSCF2657

<鈴狐騒動変化城> すずぎつねそうどうへんげのしろ

<鈴狐騒動変化城>
田中哲弥・著 伊野孝行・画 福音館書店

町で評判の小町娘、おすずちゃんがお嫁に行くことになりました。
ところが、まだ若い殿様がおすずちゃんを我が物にしようとしたから、さあ大変。
殿様の魔の手から、おすずちゃんを守るために清吉たちが考えた大作戦とは・・・。

川に身を投げたおすずちゃんを助けたのは、狐でした。
その狐のおツネちゃんが、おすずちゃんに化けてお城へ上がることになるのですが、このおツネちゃんがめちゃくちゃ面白いのです!
「むははははは!」と笑うのが癖で、屈託がないおツネちゃんは、頼りになるやらならないやら。
でも、私はすっかりおツネちゃんが好きになってしまいました。
おツネちゃんが言うように、人が人を思う気持ちって、ほんと、素敵ですね〜

会話調の落語のような文章も面白くて一気に読んでしまいました。
(小学校高学年位から大人まで)
DSCF2649

<借りぐらし>

忙しーーーーーーいっ!

今の私を表す一言です(笑)
この時期は毎年そうなのです。
それが有難いことなのです。
特に今年は大きな仕事をいただいていて、余計に忙しいのです。
いつも「つぶれかけ状態」が当たり前のえほん館にとっては、ほんとーに有難いことなのです(笑)
そんな仕事以外ほったらかしの毎日の中での先日、雨の日のことです。
朝一番、近くの小学校の全校集会で本の紹介をさせていただき、
(紹介本・絵本「モジャキのくすり」読み物「走れ!カネイノチ」「名犬チロリ」)
一旦帰ってから次の仕事に出掛けようとしたら・・・
ないっ!
表の傘立てに入れておいた傘がない!
しかも私のお気に入りの水玉模様入りのビニール傘。
700円もしたビニール傘。
「貸し出し禁止」と紙までつけていたビニール傘。

・・・盗られた・・・

上桂に引っ越して来て15年。こんなこと一度も無かったのに・・・
ショックでした。
取り敢えずいただいたボロボロのビニール傘をさして出掛けました。
傘が無くなった事がショックだったのではなく、盗られた事がショックでした。
盗る人、いるんや・・・
そんな事を思いながら運転していて、ふと、気付きました。
「盗られた」って、そもそも私のもんやったんか?
お金出して買ったけど、そのお金ももともと私のもんとちゃうし・・・
そんな変な事を考えていて、
この世に「私のもん」ってあるんやろか?
はは、無いやん。ははは。
ってな具合になりました。

あ、そうか!
「床下の小人たち」(一般的には「借りぐらしのアリエッティ」なのかな?)は、
自分の事やったんや!
私が生きてる事が借りぐらしやったんや!
全部、借りてるもんなんや。
と、気付いた私でした。。。

それやったら、セレブ生活出来るくらいの大金貸してー!
(って、ほんまに気付いたんかい!)

面白いことに、
翌日、傘立てに「お気に入りのビニール傘」が戻っていました。
借りたはったんや〜
誰か知らんけど(笑)

(「床下の小人たち」メアリー・ノートン著 岩波少年文庫 シリーズ有り)
04331777[1]

発売前に。

数日前に、絵本児童文学作家のなかがわちひろさんから新刊が届きました。
有難いことに、発売前の出来たてほやほやを送ってくださったのです。
なかがわさんとは、2年前に業界の先輩の紹介で、大学で講演をしていただいたのがご縁の始まりです。
いえ、私の方は作品を通してもっと前から出会っていた「知り合い」だったのですが(笑)

なかがわちひろさんと言えば、「のはらひめ」(徳間書店)「天使のかいかた」(理論社)をはじめ「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)の文章や、「ちいさなあなたへ」(主婦の友社)の翻訳等、とても幅広く活躍されている方です。

DSCF2484

「まほろ姫とブッキラ山の大テング」(偕成社)
小学校へ詰めていた仕事が終わったので早速読んでみました。 が・・・とても面白くて、3日に分けてではありますが一気に読んでしまいました。

わけあって、タヌキの家族に育てられたまほろ姫には、茶々丸というきょうだいがいました。
二人はある日、思ったものに化けるために使う特別な葉っぱを探しに、こっそりとブッキラ山に出掛けて行きました。
ところが、ブッキラ山の大テングを怒らせてしまい、茶々丸が石にされてしまいました。
さあ、大変!
まほろ姫は、何とか大テングに助けてもらおうとするのですが・・・

一言で言うと、「タヌキに育てられたお姫様が活躍する楽しいファンタジー」となるのですが。。
まほろ姫の純粋な勇気とまっすぐな心、大テングとの関わりを通して感じられる「本当の智恵とは何か」。。。等々、
根底にはしっかりと素敵なものがあるのです。
読み終わった後は、何だかとっても嬉しくなりました!
だから、書きたくなってしまいました。。。ふふっ。。。

(11月中旬発売予定・小学校中学年から大人まで)

日本初のセラピードッグ、チロリに涙、涙。。。

<名犬チロリ> 日本初のセラピードッグになった捨て犬の物語
大木トオル (岩崎書店)(読み物・小学校中学年位から大人)

セラピードッグって耳にしたことはありましたが、詳しいことは知りませんでした。
私には絶対無理!と思うようなトレーニングを受け、マスター出来た犬だけがなれるのです。

チロリは団地のゴミ捨て場に子犬と一緒に捨てられていた母犬です。
しかも捨てられていただけではなくて、たれた左耳は折れています。
後ろ足にも障害があるのです。首にはボロボロになった首輪がくいこんでいます。。。

鎖につながれて、残飯を与えられ、飼い主からなぐられながら生きてきたのです。
そしてどこかのオス犬の子を身ごもり、やっかいものとなったため、ゴミのように捨てられたのです。。。

そんなチロリが、まだもっとたくさんの困難を乗り越えて懸命に生きていきます。
それどころか、こんなにひどい目に合わされた人間に、無償の愛をそそいでくれるのです!

後半は号泣でした。。。
児童書とはいえ、普段このての本はあまり読まない私ですが、同業者の店で購入し、読んでみて、チロリが大好きになりました。
会ったこともないのに愛しくてたまりません!

人間、もっとしっかりせなあかんっ!!! って私や!!!

写真: 日本初のセラピードッグ、チロリに涙、涙。。。</p><br />
<p><名犬チロリ> 日本初のセラピードッグになった捨て犬の物語<br /><br />
  大木トオル (岩崎書店)(読み物・小学校中学年位から大人)</p><br />
<p>セラピードッグって耳にしたことはありましたが、詳しいことは知りませんでした。<br /><br />
私には絶対無理!と思うようなトレーニングを受け、マスター出来た犬だけがなれるのです。</p><br />
<p>チロルは団地のゴミ捨て場に子犬と一緒に捨てられていた母犬です。<br /><br />
しかも捨てられていただけではなくて、たれた左耳は折れています。<br /><br />
後ろ足にも障害があるのです。首にはボロボロになった首輪がくいこんでいます。。。</p><br />
<p>鎖につながれて、残飯を与えられ、飼い主からなぐられながら生きてきたのです。<br /><br />
そしてどこかのオス犬の子を身ごもり、やっかいものとなったため、ゴミのように捨てられたのです。。。</p><br />
<p>そんなチロリが、まだもっとたくさんの困難を乗り越えて懸命に生きていきます。<br /><br />
それどころか、こんなにひどい目に合わされた人間に、無償の愛をそそいでくれるのです!</p><br />
<p>後半は号泣でした。。。<br /><br />
児童書とはいえ、普段このての本はあまり読まない私ですが、同業者の店で購入し、読んでみて、チロリが大好きになりました。<br /><br />
会ったこともないのに愛しくてたまりません!</p><br />
<p>人間、もっとしっかりせなあかんっ!!! って私や!!!

 

見えないけれど確実にいる!

 <ちいさなちいさな> めに みえない びせいぶつ のせかい
ニコラ・デイビス文 エミリー・サットン絵
越智典子訳 出川洋介監修 (ゴブリン書房)(5歳位から大人)

 

海の水の一滴に、2000万もの微生物がいる。
スプーン一杯の土の中には、10億もの微生物がいる。
私の皮膚には、地球上の人の数よりたくさんの微生物がすんでいて、お腹の中ときたら、その10倍から100倍もの微生物がすんでいる。。。
どっひゃ〜!

微生物は大きなこともやってのける。
山をすりへらしたり、
崖をつくりあげたり、
海を赤くそめたり、
空を曇らせたり、
雪をふらせたり。。。

どっひゃ〜!

私達は毎日同じことを繰り返しているように錯覚しますが、
世界は常に変わり続けているのです。
私達人間には出来ない仕事が、世界には山盛りです。

偉大なる微生物の役割を、子ども達にわかりやすく伝えるイギリスの絵本です。
(偉大なる微生物の役割を、私にわかりやすく伝えてくれる絵本です。)
絵も素敵なんですよ〜♬

写真: 見えないけれど確実にいる! <ちいさなちいさな> めに みえない びせいぶつ のせかい  ニコラ・デイビス文 エミリー・サットン絵  越智典子訳 出川洋介監修 (ゴブリン書房)(5歳位から大人) 海の水の一滴に、2000万もの微生物がいる。 スプーン一杯の土の中には、10億もの微生物がいる。 私の皮膚には、地球上の人の数よりたくさんの微生物がすんでいて、お腹の中ときたら、その10倍から100倍もの微生物がすんでいる。。。 どっひゃ〜! 微生物は大きなこともやってのける。  山をすりへらしたり、  崖をつくりあげたり、  海を赤くそめたり、  空を曇らせたり、  雪をふらせたり。。。 どっひゃ〜! 私達は毎日同じことを繰り返しているように錯覚しますが、 世界は常に変わり続けているのです。 私達人間には出来ない仕事が、世界には山盛りです。 偉大なる微生物の役割を、子ども達にわかりやすく伝えるイギリスの絵本です。 (偉大なる微生物の役割を、私にわかりやすく伝えてくれる絵本です。) 絵も素敵なんですよ〜♬