18年間もの祝福

4月29日はえほん館が伏見区から上桂に移転してオープンした「上桂の誕生日」です。
今日で18年目になります。
以前にもブログに書きましたが、毎年この日にお祝いに来てくださるお客様がおられます。
伏見の時からのお客様なので、20年を越えるお付き合いとなり、
「お客様」から「友達」のようになっています。
その方が、今日もお祝いに来てくださいました!
今日はお店の営業日ではなかったのに、それをわかった上でお祝いを届けてくださったのです。
午後からミーティングに出ていて、夕方に戻って来てポストを見ると・・・
お祝いが届けられていました。
そこにはこんなお手紙が。。。

「おたんじょうび おめでとうございます★
ここへこの日に来る機会もさいごなんだと思うと
さびしい気持ちと毎回お祝いできてよかったという思いがあります。
新しい地でも すてきえほん を紹介してくださいね。」

18年間も、毎年毎年4月29日に必ず来てくださいました。
私が忘れていても覚えてくださっていました。
休業日でも来てくださいました。
ここ数年は休業日だったことの方が多かったように思います。
わざわざ大阪から来てくださるのです。

なんと言っていいか、言葉になりません。。。

有難い。嬉しい。そんなことは当たり前なのですが、
彼女のこの行いの、なんと尊いことでしょう!
私には出来ません。
感謝の言葉だけでなく、確実に私に力を与えてくれています。
多くの人に知られるわけでもない行動。
せいぜい私が感動して泣いているだけのようなことなのに。
18年間、本当に素晴らしい人生の宝物をいただきました!
彼女には何もお返し出来ていませんが、
彼女がえほん館に与えてくださった大切な「モノ」を、
私はえほん館を通してこれからもいろんな人に返し続けたい!と、改めて強く思いました。

お金では決して買うことの出来ないキラキラした「気持ち」をいただきました。

でもきっと、私以上に感動して喜んでいるのは絵本たちだと思います。
棚に並んでいる事を誇らしく思い、何よりも幸せに感じているだろうなぁ・・・。
本当にありがとうございました!

移転日記3

少しずつ、片付け&荷造りを始めています。
移転に向けて以外に、実家も住む人間がいなくなったので同時に片付け始めました。
すると、面白いものが出てきました。
実家から、高校生の時の制服が。
友達の妹さんに作ってもらったウエディングドレスが。
母はこんなものを残していたのか!
(母は現在特養で生活しています)
思わず爆笑してしまいました。
制服は処分しましたが、ウエディングドレスは持って帰りました(笑)
もう一度着るためではなく(笑)、手作りなので残しておきたくて。
でも何かの余興の役に立つこともあるかも。

そんな中、ずーっと探していた大切なものが出てきました!
これは実家ではなく、自分の住まいからです。
大切な友達が昔私に描いてくれた一枚の絵。
私の一番お気に入りの絵。
以前の住まいで飾っていたから必ずあるはずなのに、探しても探しても見つからなかった絵。
思いがけない所から出てきました。
「大事にしまいすぎてるやん!」と思うようなところから。
でも嬉しかったです。
引っ越しまであと少しだけど、やっぱり飾りたくて額に入れることにしました。
裏返して額に入れようとしたその時・・・
文字が目にとまりました。
下のところに手書きの文字が・・・。
友人からのメッセージでした。
昭和60年3月10日と日付も書かれていました。

泣きました。泣きました。

今も見守られている。応援してもらっている!
ありがとう!
心がふつふつとあたたかくなりました。
本当に良かった。。。

移転日記2

今日は本棚の件で移転先の物件へ。
新たな本だな作りを相談したのは、同業者の「きんだぁらんど」さん。
昔からの古い付き合いです。
お忙しい中、現地に来てくださいました。
お部屋を見てくださって、間もなく、
「もうイメージが浮かんでます。」
すごい!すごい!
最近はいろんな所の絵本棚を手掛けておられるとのこと。
私もお任せすることにしました。
「専門店仲間」は本当に有難いです!
1を言うだけで10まで理解してもらえる。
児童書に関する想いが伝わる、伝わる♪
私の事をわかってくださってるだけに余計にです。
私も信頼しているから余計にです。

本棚を作るのが一番楽しい!!
もう、ワクワクしかありません!
絵本と一緒に生きていける人生は、私にとって最高です!

どんなお店になるのかなぁ・・・よりも、
どんな空間になるのかなぁ・・・って感じです。
商売はどうでもよく、自分が幸せな空間になることが一番です。
もっとも、児童書が並べばそれだけで幸せ空間なのですが(笑)

帰ってから今の店に並ぶ絵本たちに言いました。
「素敵な棚に引越し出来そうやで。一緒に来てな。」

しかし。
正式な契約日は5月12日なのに、いつも物件の鍵を開けて長時間立ち会ってくださっている
賃貸会社の方には感謝です。
すいません!
因みに契約日を5月12日にしたのは、
その日が、私が高校生だった若き日に片思いしていた彼の誕生日だからです(笑)
すごく縁起が良い気がして。
あ、片思いだから縁起悪いのかな?
いいや。それはそれで(笑)
もひとつ因みに、えほん館の開業日は初恋の人の誕生日にしました(笑)
会社勤めしながら無店舗でスタートしたので本当の始まりの日がわからないのです。
訊かれた時に答えられなかったのでそうしました。
1987年7月1日です。
可愛そうなことに、初恋も片思いでした。
片思いは想い出に残りやすいのかなぁ・・・
この歳でも。
???
話がそれてしまいました。

本棚、すごく楽しみです!!

移転日記1

この度、移転することになりました。
5月17日で店舗は一旦閉店しますが、店舗営業以外は通常通り行います。

移転を考えていたのは数年前からです。
仕事がやりやすい環境を確保したい。
木と一緒に生活したい。
それが願いでした。
昨年から仕事仲間が私の代わりに探し始めてくれていましたが、
3月が終わり年度が変わって、やっと私も自分で動けるようになりました。
さてさて、どうやって探し始めようかと思いながら、
「今の若い人達は、ネットで探したりするんやろな〜」と思い、
ある晩私もスマホで検索してみました。
「西京区・貸家・4LDK~」で検索してみると・・・
桂駅東口徒歩5分の物件が出てきたのです。
えっ!? こんな駅前にあるのん???
というのが始まりで、そのまま一週間で決まってしまいました。
あっという間でした。

家の前のお地蔵さま。
表に木がある。しかも箱庭もある。そこにも木がある。
念願の仕事部屋がとれる。
おまけに講座が出来るスペースもとれる。
そしてそこで生活できる。

有難い!
その一言です。。。

古い一軒家ですが、気に入りました。
大事に住みたい。
家にも喜んでもらえるような人生を送りたい。
そう思って、本を置くところは床の補強をさせてもらうことにしました。
私が住んだせいでお家が酷いことになったら申し訳ない。
お借りする大事なお家。
家も私も快適であるように、出来るだけのことをしたいと思っています。
昨日、床の工事をしてくださる方と打ち合わせをしました。
今は見積もり待ちです。
私が出せる金額であることを願っています。。。

5月の講演予定

13日(土) 京都市 青い空保育園
・・・・・・ 京都市 西京区小学校PTA

20日(土) 京都府 精華町立池谷保育園

21日(日) 保育と絵本の学校 開校記念講演

24日(水) 京都市 桂坂児童館(一般参加可)(絵本販売有)

27日(土) 京都府向日市 向陽幼稚園(一般参加可)(絵本販売有)