<もぐらのバイオリン>(ポプラ社)
長い間品切れになっていた、個人的に大好きな絵本です。
平凡な日々に満足していたもぐらくんが(この時点で素敵)、バイオリンを弾けるようになりたいと練習を始めました。
もぐらくんは日々一所懸命練習しますが・・・。…
この絵本は大勢に向って読むことはおすすめできません。
だって、絵を見ながらお話を聴かないと、何もわからないからです!
何でもないように思われがちな「人」の人生も、実はそれこそが、それだけで、十分だということを、この絵本は語り掛けてくれています。
一人の人が、生きたいように生きることが、実はこんなにも素敵なことだったのだと!
本当は、すべての人は尊い人です。でも、その尊い人たちは、自分の尊さに気が付いていません。
でも・・・そんなことは関係ないみたい!
私はこのもぐらくんの生き方が大好きです。
(本人は「生き方」なんて自覚なし!)
それで思うのです。
わぁ、みんなもぐらくんと一緒やな!
実はすごいんやで!って。
好きなことをしてるだけで、勝手に世界を変えてしまってるもぐらくん。しかも本人は自覚なし。
やっぱり、いいな〜♪