3月16日の研修で、今年度の講演予定が無事終了しました!
店の運営、外商、大学の授業と、講演。
いつもバタバタしている中での講演ですが、私は講演活動が大好きです。
「絵本の力」を伝える事が出来るからです。
もちろん、私が「絵本の力」の全てを理解しているわけではありません。
私も「絵本の力」に魅せられ続けている一人なだけです。
絵本によって人生が変わり、お話の力によって人生が素晴らしいものになっています。
この「道」を歩けていることに心から喜びを感じています。
井戸端会議が苦手な私は、高校生頃からあまり話せなくなっていきました。
1対1だとそうでもないのですが、複数になると、自分の考えが言えない人間になっていきました。
ついつい人に合わせてしまって・・・
そんな私が、講演になると、話が止まらなくなっていつも質疑応答の時間を食いつぶしてしまいます(汗)
絵本の話となると止まらないのです(笑)
でも、講演と言うのは「話し手」と「聴き手」で成立します。
「話し手」と「聴き手」は対等で、お互いによって創られる時間と空間です。
私の話が下手くそであっても、聴き手の方の度量で変わります。
そんな体験を山盛りしています。
私の拙い言葉にも、「今日のお話、感動しました!」なんて言われると、
「あぁ、この方はなんて素直な気持ちで人の話を聴かれるのだろう。。。」
「なんて素直な心で、言葉を受け取る方なんだろう。。。」
と、こちらが感動して胸が熱くなります。
昔講演後、ある幼稚園の園長先生に言われたことがあります。
「花田さんのお話を聴くのは今日が3回目ですが、回を重ねるごとに素敵な内容になっていると思います。お母さん方も花田さんのお話で成長し、花田さんもまた、お母さん方によって成長されているのではないかなと。お互いがお互いを伸ばしあっている。そんな風に思いました。」
本当にその通りだなぁと実感しました。
失敗しても「再チャンス」を与えてくださる方々がおられます。(前にも書きましたが)
「花田さん、あの部分でのあのお話はちょっと無理があったね〜」などと、
辛口の意見を正直に言ってもらえると、とても有難い反面、
心のどこかで「あー、今日は失敗したんやなぁ・・・」と思う自分がいます。
でも、また、私を呼んでくださるのです。
これはすごい事ではないかと思います。
ダメなところをちゃんと伝えた上で、
「はい、じゃあもう1回ね〜」みたいな感じです。
こんな器の大きい方々のおかげで、今の私がいるのです。
本当に有難い事です。
今年度も失敗はありました。
そんな中、再チャンスを与えてくださた方々がおられます。
私も皆さんに育ててもらってばかりではなく、そんな「人を育てられる」ような器になりたいなぁと思います。