背番号21

7月14日夕方、元プロ野球選手の高橋一三さんが亡くなった。
大好きな選手、いえ、人でした。

大の阪神ファンの父親から野球を教えられたにもかかわらず、大の巨人ファンになってしまった私(笑)
小学3年生位から、巨人ファン一筋でした。
中でも大好きだったのが、高橋一三投手。
「かずみ」「かずみ!」と呼び、惚れこんでいました。
小学5年生位に、初めて毛糸のマフラーを手編みしたのですが、その真っ白なマフラーには青で「21」と編み込みました。
「21」はかずみの背番号です。
可愛い(?)女子小学生が、手編みのマフラーに「21」とは(笑)
とにかく私はかずみが大好きだったのです。
理由は全くわかりませんが、かっこ良かったからだと思います。
何を「かっこいい」としていたのか、その価値観は人それぞれ。
とにかく大好きでした。(しつこいなぁ)
それがきっかけで日記を書き始めたくらいです。
「私の心」という名を付けたその日記は、かずみへの応援の言葉から始まったもので、いまだに続いています。

そんなかずみが亡くなったと知りショックでした!
そんな私の気持ちを一番わかってくれるだろう父も今年亡くなり、
宙に向かってぶつぶつと話しています(笑)
それだけ時間が流れているのかなぁ。。。

しかし、「好きの力」というのはスゴイものですよね。
子どもを見ているととてもよくわかります。
まだ字も読めない子が、電車の図鑑を見て、全ての名前(種類)を言ったり・・・
何てことがよくありますよね。
親は「我が子は天才や!」と思う訳ですが。
「覚えよう」なんて頑張らなくても、好きだと勝手に覚えてしまうし、
「出来るようになりたい」と、ひたすら努力出来るのも好きな事だから。
しかも努力してるなんて自覚はなし。
出来るようになろうがなるまいが、それをやっていることが楽しいんですよね。

かずみのおかげで、私も楽しい子ども時代を過ごすことが出来ました。
大人になった私から見ると笑ってしまうような事ばかりで、
特に何かに役立っていると言えるものは一切有りませんが、
純粋で大切な想いがたくさん残っています。
それらは今の私を作っている大切な数々の成分です。
意識して大切にしなくても、勝手にしっかりと残り続けてくれるはず。
そんな素敵なものをいただいていました。
ありがとう!かずみ。。。
わたしゃまだ、こっちにいるぞえ♪

満員御礼

7月4日の「読み合いNIGHT 大人が楽しむ絵本の会」が、無事に終わりました。
沢山のご参加、ありがとうございました!
そして皆さん、「楽しみ方」「遊び方」をよく知っておられる!
気配りの足りなかったところがあったかと思いますが、参加者の方々がご自分で楽しんでくれはりました。
感謝、感謝です。

絵本を読んでくださった4名の方にも、感謝、感謝です。
<読んでくださった絵本>
「だいすきひゃっかい」(岩崎書店)
「あなたがうまれたひ」(福音館書店)
「アフリカの音」(講談社)
「たぶん ほんと」(マッシュ・ノート)

花田担当、「おまけの豆講座」では、皆さんに「いないいないばあ」をして頂きました。
どうなることやら・・・と思っていましたが、とんでもない!
明るく、可愛い「いないいないばあ」の花で満開となりました♫

会場の「プレミアム百」さんのお料理も美味しかったと好評でした。
本当に楽しい夜でした。
皆さん、ありがとうございました!

  

  

 

<こんな絵本あります。>

子ども達が大好きな「うんこ」の絵本。
たくさんありますが、この絵本はご存知ですか?

「おー、うんこ」
松下美砂子・文・絵 架空社

あるところに食べるのが大好きなぶたがいました。
魚を食べ、ペンギンのたまごを食べ、太ったひつじを食べ、ぞうを食べ、昼も夜も休まずに食べ続けたぶたは、雲を突き抜けるくらい大きくなってしまいました!
そして突然お腹が痛くなって、とうとう倒れてしまいました。
苦しんでいるぶたの鼻先にやってきた小さな馬。
ぶたは馬から「ある事実」を教えてもらいました。
ぶたが生まれて初めて知った「事実」とは・・・

ダイナミックな一冊です。
(3歳位から大人まで)
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店の誕生日

4月29日はえほん館が上桂に移転してオープンした日です。
離婚がきっかけで、伏見から今の上桂に移転したのですが、お客さんには多大なご心配をお掛けしたことを今でも覚えています。
伏見の店を閉店してから、しばらくの間、無店舗でした。
えほん館は無くなったんだと思われたお客さんもたくさんおられたようです。

そんな中、上桂で再びオープンして以来、毎年毎年、4月29日にお祝いに来て下さる方がおられます。
昨日もプレゼントを持って来て下さいました。
1999年4月29日以来、毎年毎年ずーっとです!
まるで、「ずーっとずっとだいすきだよ」(評論社刊の絵本のタイトル)と、
言ってもらっているようです。
4月29日が定休日の年もありましたが、ポストの中にプレゼントとメッセージが入っているのです。
私の感激は、言葉にできません!
だって、ほぼ毎年毎年、私は4月29日の誕生日を忘れてしまうのですから・・・(泣)
最初の時は、「おめでとうございます!」と言われて、
「?????」
「なんでした? 私の誕生日は来月です。」と答えました。
マジで「私の誕生日、まちごうたはるわ。」と思ったのです。
失礼この上ない!
数年が経ってからは、そのお客さんの顔を見て、「あっ!!!今日!」と思い出すようになりましたが。(思い出してどうすんねん!)
わざわざ大阪から来てくださるのです。
昨日も「普段はよその店で絵本を買ってます。すいません。」なんて言われるのですが、とんでもない! 絵本を買う人がいることが嬉しいのに。
毎年来てくださるだけで、感激なのに。
優しいなぁ。。。

お客さんとは言え、20年ほどの付き合いになるので、もう「お客さん」ではありません。
保育士をされているので、店以外の仕事先でお会いすることもごくたまにありますが、
そんな時は友達に再会したかのように喜びが湧いてきます。

来年はちゃんと覚えておくぞ!

経営は下手くそやけど、人生失敗ばっかりやけど、総合的にあんまり進歩もないけど、
私にとっては大きな価値のある「えほん館」です!
そう感じずにいられないものをいただいています。。。☆
感謝!

(写真はプレゼントでいただいた「ケーニヒスクローネのフォンダンショコラ」と「愛媛 旬のちゅうちゅうゼリー はれひめ」です。)

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感謝状

京都市教育委員会から「感謝状」をいただきました。

本当にお役に立てたのか確信はありませんが、
逆にこちらが支援してもらっているという事だけは実感しました。。。

与える人と、与えられる人は同じ。
いくら与えたくても、もらってくれる人がいないと成立しません。
そうですよね。全てこの二つで出来ていますよね。
「不幸と幸せ」「失敗と成功」「貧乏と金持ち」・・・
相反する二つが揃った時に、「物語」は誕生します。
でも、ある一つの出来事も、人によって捉え方は違います。
私が嬉しいことを悲しむ人がいるし、私が辛いことを平気な人がいます。

人生は物語です。
色々な出来事を、喜びと捉えてもいいし、辛いと捉えてもいい。
自分が好きなように捉えて、自由に自分だけの物語をつくればいい。
時にはちょっと立ち止まって、著者として、自分の「その物語」を眺めてみて、
また好きに物語を続けていきたいものです。

相反する二つのもので遊べたら、人生は格別におもしろいのではないでしょうか。。☆
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