気ままな本の紹介」カテゴリーアーカイブ

<新刊読み物から>

「岸辺のヤ〜ビ」
梨木香歩作 小沢さかえ画 福音館書店
小学校中学年から大人まで
マッドガイド・ウォーターの岸辺には、不思議な小さな生きもの達が棲んでいます。
そんな生きもの達の、あれこれの物語です。

〚あの晴れた夏の日、わたしが岸辺で出会ったのは、ふわふわの毛につつまれた、二本足で歩くハリネズミのようなふしぎな生きものでした。〛
人間の目を通して語られる私たちの知らない生きもの達の世界が、実は人間の世界と共にあり影響しあっています。
ファンタジーは、人の心の世界の無限さに気付かせてくれるものなのではないでしょうか。

梨木さんのファンタジーということで、幸いにも出版される前の原稿を読ませていただきました。
文章だけだった原稿に素敵な挿絵が加わって、より世界観がクリアになったような気がします。

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<君の膵臓をたべたい>

君の膵臓をたべたい
「君の膵臓をたべたい」 住野よる・著 双葉社

もう止まりませんでした!
読むのも、涙も・・・。
最低限の仕事だけすることにして、2日間で一気に読んでしまいました。
(因みに私は読むのが遅い方です。)

出版された時から、このタイトルが気になって気になって。
そしたら友人が読んだというので貸してもらいました。
今から思えば、ポーカーフェイスで、ふつーに貸してくれたのが良かった!
感情的に何の前ぶれもない状態で読めたのが、この本に限っては本当に良かったです。
真っ白な心でスタート出来たことが。
なのに私は、
「もう、めっちゃ良かった!良かった!」と大騒ぎして人にすすめています。
情けない・・・。
でも、喋らずにいられないのです。
でもでも、内容に関しては一切言わないようにしています。
この本は内容を何も知らずに読むのが一番だと思うのです。
読み終わった後、もう1回読みたいと思った本ってあったかなぁ・・・?
1週間経ちますが、未だに余韻に浸っています。

そんなつもりは無かったのに、意識が変わっちゃいました。
知らない間に変わってしまってました。
生きる事が嬉しい。。。
普通の事が、何気ない事が、当たり前の事が、愛しい。。。
イライラしたり、嫌な気分になる事も、愛しい。。。
主人公の二人に出会えて本当に良かった!!!

 

おいしそ〜♫

子どもと一緒にお料理するなら、こんな絵本はいかがですか?

「おいしいものつくろう」
岸田衿子さく 白根美代子え 福音館書店

小川のそばの家に住んでいるあらいぐまの家の朝ご飯は
「ぱっくりドッグ」
お隣のうさぎの家の朝ご飯は「オムレツ・フラメンコ」
遠足に持っていくお弁当は「おむすびころりん」

とっても美味しそうで楽しいメニューが8つ。
簡単な作り方と一緒にお話も展開していきます。

えほん館誕生と同じ1987年に出版された絵本ですが、全く古さを感じません。
えほん館も古さを感じません。
私は・・・古さを感じます(笑)

幸せな気持ちになる絵本です♫
(4歳から大人まで)

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赤いペン

楽しみな作家さんがデビューされました。
デビュー作は・・・

「赤いペン」 作 澤井美穂 絵 中島梨絵
フレーベル館 1512円 (小学校高学年・中学から大人まで)
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「そのペンは、人間に何かを書かせて、いつのまにか消えてしまうんだって」
町でささやかれる、不思議なペンの噂。
「赤いペン」の噂を調べることにした夏野は、友達に手伝ってもらいながら、
実際に赤いペンに出会った人たちに話を聞いてまわります。
赤いペンの役割とは何か? 赤いペンの真実とは?
ラストにすべての謎が明かされます。。。

この本のキーワードは「物語」です。
一つひとつ、物語のかけらを拾い集めていく夏野たち。
赤いペンはそれを拾った人の、心の奥底に押し込まれてしまっていた、大切な物語を引っ張り出してくれるのです。
ラストがまた良かったです!
文章の流れに多少気にかかるところはありますが、「そんな細かいことは置いとこ」と
思える素敵な物語でした。
亡くなった私の大切な人たちがどこにいるのかも、はっきりとわかりました。
私にとって一番納得のいく答えをもらった気がします。。。

 

 

水木しげるの妖怪なぞなぞめくり!

おもしろい新刊絵本が出ました。
子ども達が楽しめること間違いなしです!

「水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 家の中の巻」
「水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 山里の巻」(共にこぐま社・1296円)
(「?」マーク形の切り抜きがあるケース入り)3歳位から大人まで

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くつや ぞうりを ぬぎちらかしていると、よなかに やってくる。
「♪カラリン、コロリン、カンコロリン」と うたいながら・・・。
さて、このようかいは なあんだ?

めくり仕掛けになっていて、めくると答えがわかります。
もちろん、しっかり水木さんの妖怪の絵が描かれています。
遊びながら妖怪の勉強も出来ますよ。

私は妖怪の存在は大切だと思っています。
24時間明るくて「隙間の暗闇」が減っている現在、妖怪の居場所も減ってきています。
見えないものに対する怖さは、自然界に対して畏怖の念をいだくことに繋がっていると思うのです。
大人は人間が一番だと自惚れがちですが、子ども達は違います。
自然界の目に見えない力に対して、ちゃんと本能的な畏怖の念を持っているのです。
「妖怪?あはは。そんなんいるわけないやん!」な〜んて言ってたら・・・

<文字のない絵で楽しむ絵本>

「セイウチくんをさがせ!!」
スティーヴン・サヴェッジ 作 評論社

飼育員さんが居眠りをしている間に動物園から逃げ出したセイウチくん。
捕まえようとする飼育員さんから逃げ回るのですが・・・
まるで映画「逃亡者」のように、ギリギリの所まで接近する二人。
みんなにはセイウチくんがわかるかな?

文字が無くてもしっかりとストーリーがわかる楽しい絵本です。
最初のページの「ウインクするセイウチくん」のドアップの絵が素敵です。
ハッピーエンドのラストも良かったです。

(3歳から大人)
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引きうける生き方(安田未知子・著 WAVE出版)

古くからの友人である「ともさん」から、紹介してもらいました!
友サンタへようこそ
かれこれ、23年の付き合いか!?
私の乙女時代を覚えてくれているのかどうかはわかりませんが、
お互いやたら人生に熱かったなぁ・・・(笑)
それぞれの道を歩みながらも、いまだに付き合いがあるのは嬉しい事です!

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帯に書かれた細かい字には『戦後、教師として不遇な環境の子43人を引き取り、現在は介護老人保健施設の苑長としてお年寄りを励ます。毎朝、数時間は悩める人の電話相談。しかしその間、わが子の死、生死をさまよう大病もあった・・・。』とある。

とても読みやすい文章なので、いっきに読んでしまったが、沖縄における戦前、戦中、戦後の実体験には心が揺さぶられ続けた。

私も生まれ育った宮崎から、日本復帰前の沖縄に、小学校三年生で転校した。最初の小学校では、明らかに米兵との間に生まれただろうと思える子達と学び遊んでいた。その同級生たちが、現在どのような人生を歩んでいるか、分かる術はない。しかし、この著者のような素晴らしい先生に出逢い、学び、世の中に貢献している事を願う。

そして、できるだけ多くの方々に、この本を読んで頂き、戦争の愚かさを知ってもらい、辺野古(へのこ)の海に新たな基地が出来ることのないように、そして、次々と現存の基地が縮小して行くように、願ってもらいたいものである。

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知ってましたか?「児童移民」を。

「希望の海へ」
マイケル・モーパーゴ作 佐藤見果夢訳 評論社

「児童移民」はイギリスとオーストラリアで決められた「政策」だったというのですから驚きです!
第二次世界大戦後、白人労働者を増やしたかったオーストラリアと、対処しなくてはいけない子どもたち(戦災孤児等)を大勢かかえたイギリスが、両国の問題を一挙に解決する方法とし
「児童移民政策」が推進されたのです。
しかもしかも、「児童移民」自体は、17世紀から行われていたことでしたが、両国首相の謝罪が行われたのは、2009年11月と2010年2月なのです。
その実態が埋もれていたのです。
長年に渡って、こんな悲惨な事が行われていたとは!!!

主人公のアーサー・ホブハウスは、幼い頃家族と引き離されて、イギリスからオーストラリアに何も知らずに送られました。
そして、大勢の子ども達と一緒に奴隷のように使われます。
ある日、ついに友達と脱出しますが・・・

前半はアーサーの物語。後半は・・・(ここで明かしたくない!)
二部構成になった、実話をもとにした物語です。

この作者の本は初めて読みましたが、感動しました♪
(中学生から大人まで)

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<おいしい(?)絵本のご紹介>

「ごはん」
平野恵理子・作 福音館書店

炊き込みご飯、外国ご飯、おむすび、お茶漬け、お寿司etc・・・
全部で107もの「ごはんもの」が登場します!
本当においしそう。
会話がはずむ、ご飯の絵本です。(3歳から大人まで)

もう一冊は京都発のお料理本。
「子どもクッキング 自分でつくるカンタンごはん」和食編
鎌田早紀子+室町子どもクッキング メディアランド

子どもが自分で料理をすることが一番の食育だ!と、京都市立室町小学校でスタートした料理教室が全国に広がっていく中で、誕生した一冊です。
料理の基本と、四季の和食料理が載っています。
ぜひ子どもさんと料理を作ってみてください。(小学生から大人まで)
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<はらぺことらたとふしぎなクレヨン>

<はらぺことらたとふしぎなクレヨン>
あまんきみこ・作 広瀬弦・絵 PHP研究所

あまんきみこさんの新刊絵本です。
チイばあちゃんがクレヨンで描いた赤い鯛の魚を、猫のとらたが食べてしまいました!
すると、とらたが赤くなっているみたい。
でも姿が見えなくなっちゃった。
チイばあちゃんは、とらたを追いかけていきましたが、その代わりに現れたのは・・・

たった32ページの絵本とは思えないような展開のお話です!
あまんさんにしか書けないお話。
楽しくてやさしい。。。
ぜひ子どもと読んでください。

(3、4歳位から大人まで)

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