「いえでをしたくなったので」(ほるぷ出版)
まずタイトルと表紙の絵に惹かれました。
私は子どもの頃、よく家出をしていました。…
もっとも私の家出は自転車で数時間走りまわったり、ぶらぶら歩きまわるという程度ですが。
動機のほどんどが、母親との喧嘩か両親の喧嘩でした。
「家にいるのが、いや!」これに尽きると思います。
小学生の時、深夜に家出をしてしまって後悔した私は、近所のガレージで車の間にしゃがみ込み泣いていた覚えがあります。
ぬいぐるみのくまさんをしっかりと抱きしめて。。。
でもこの絵本の家出はなんだかとっても楽しそう!
兄弟姉妹の4人で一緒に家出をするのですから。
木の上や池に洞窟、いろんな場所を転々として行きます。
黒一色で描かれた絵の美しさと躍動感が素敵ですが、何よりも余白の上手さがプラスされて、想像が大きくふくらむのです。。。♪
そして、もちろん最後はちゃんと・・・
この4人、なんかどこかで会ったことある??? と思ったら、ナルニアの4人とかぶったのでした(笑)