楽しむ力!☆

昨日に引き続き、今日も小学校は楽しかった~♬
4年生4クラスに昨日同様それぞれ絵本を読み(というより、遊び)、それぞれに物語を紹介してきました。

初対面の子ども達。
物語絵本の紹介をじっくり聴いてもらえるように、まずは絵本で私との距離を近くしたい。
「こいつの話やったら、聴いたってもええわ。」(言葉が悪くてすいません!)と思ってもらいたいわけです。
なので、子ども達とのやり取りが楽しめる絵本が優先します。
しかし・・・
うまい!子ども達は楽しむのがうまい!
「何言い出すねん!」と突っ込んでしまったくらい、その発想に大人のような枠はありません。
私のほうが置いていかれました(笑)

というわけで、今日も子ども達から「今、この時を楽しむ」事を学びました。
実演付きで(笑)
この時間が授業時間やってこと、関係ないんやろなぁ。。。

(写真は今日読んだ絵本と紹介した本です。あ、それから保護者の絵本クラブの方々が作ってくださったコーナーの看板です。本当に上手にやってくださいます!縁の下の力持ちの方々です。いえ、この方々の「想い」で、私が伺っている次第です。)

明日は大学、頑張るぞ〜!

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輝いた。。。☆

今日から1週間、小学校で仕事です。
初日の今日。
5年生4クラスにそれぞれ絵本を読み、それぞれに物語を紹介してきました。
前に立ち、子ども達に語りかけていると・・・
変化の瞬間がわかります!
子ども達の目が輝く瞬間が!
どこで輝くかはそれぞれですが、一瞬にして変わる瞬間がわかるのです。
あの素直な反応がたまりません!
もちろん、ずっと変わらない子どももいます。
それも見ていて楽しい。
それぞれだから、楽しい。
ばらばら。それが、なんか心地いいのです。

ずっと同じ顔をして私を見ている子どもの目を見て、言葉を届けにいきます。
でも変化なし。
でも、ずっと見ている。私をみている。まっすぐに見ている。
私の言葉を聴いてくれている。。。
何を感じているのかな???
訊いてみたい。とてもとても訊いてみたい。
でも、訊いてしまって、その子の大切な何かを壊すことになってしまったら怖いからと、訊けないままです。。。

今日はたくさんの輝く目に出会いました。
日頃、その子ども達がどういう評価を受けているのかは、私にはわかりません。背負っているものもわかりません。
そうです。
そんな事はわからないけど、子ども達の目は輝いていました!
ダイヤモンドよりも好きやなぁ(笑)
(写真は今日読んだ絵本と紹介した本です)

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衝撃の一日

先週の土曜日。
午前中、向日市の第2向陽小学校へ講演に行きました。
前半は子ども達と保護者の方達と絵本を読み合い、後半は保護者の方にお話をさせていただくというプログラムでした。
絵本「もったいないばあさんのてんごくとじごく」を読む前に、みんなに訊いてみました。
「天国と地獄とどっちに行きたい?」
私の予想を反して、地獄がいいという人が数人いました。中には大人の方が。
「どうして?」と訊くと「じごくのそうべえみたいな事がしたいから〜♪」という答え。
ナイスな大人です。
そんな中、「とっちもいや!」と叫んだ3年生位の子どもが一人。
「え?なんで???」と訊くと、
「どっちも死んでから行くとこやし。生きてる方がええもん。」
おっ!
ちょっとした衝撃でした。なるほど!

夕方から友達に借りたものを返すために四条大宮まで。
お気に入りの立ち飲み屋さんに行ってみましたが、すでに満員で並んでいる人が。
もんじゃ焼き屋さんへ行きました。
東京で初めて食べて以来、20年以上ぶりのもんじゃ焼き。大好きなのです。
なのに、なのに・・・
焼けるのを待っている間に、夢中で話してしまった私が悪かった。
気が付けば、大きかったもんじゃ焼きが煎餅サイズになっているではありませんか!
食べられてしまった・・・まだ一口しか食べてなかったのに。
結構、ひどい衝撃でした(笑)

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そしてとどめは、タイガーマスク(アニメ)です。
小学生の時、テレビで観るタイガーマスクが大好きでした。
特に最終回は、テレビの前で仁王立ちして滝のような涙を流し、しゃくり上げて泣いていた記憶があります。
私の人生に大きな影響を与えたテレビアニメなのです。
私がそういう人間であることを知っている友達が、
楽しく呑んでいた時、いきなり私の目の前にスマホを差し出しました。
「うわっ!なにこれ!タイガーマスクの最終回やん!!!」
約40年振りに観た、いえ、観てしまった最終回。
気が付けばテーブルには私の涙がぽたぽたと・・・

子どもの時から今の歳まで、生きれている私。
心の中に大切に持ち続けていた宝物のような「子ども時代の瞬間」を、何の前触れもなく、何の心の準備もなく、いきなり見せられた事に、何故か最大級の衝撃を受けていました。
観たくなかったのに、という怒りの衝撃ではないのです。
観れて良かったのです。いや観たいものだったのですが・・・う〜ん・・・
どういう種類の衝撃なのか、1週間以上経った今でも言葉にすることは出来ないのです(笑)

 

<月神の統べる森で>

<月神の統べる森で> (講談社)
たつみや章・作 (東逸子・絵) (小学校高学年位から)

今夜は「スーパームーン」。
(昨日友達に教えてもらって初めて知ったのですが。。)
月と言えば、私の人生に影響を与えたこの物語です。
(注:月の物語ではありません!)

はるか太古の昔。
山も、川も、木々も、獣も・・・みな、心をもった存在だった。
人もまた、月神(げっしん)の統べる森の恵みを受け取って生きていた・・・

かつて語られることがなかった神秘の縄文時代に光をあて、
人々の愛と闘争を描く、たつみやファンタジーの傑作です!

この物語に出会ってから、神(という表現にさせてもらいます)が身近に感じました。それを嬉しく思いました。
川に行けば川の神が。山に行けば山の神が。
古道具にはつくも神が。コップにもコップの神が。。。(???)
と、感じ、手を合すことが増えました。
全ては「私のもの」ではないのです。お金を出して買ったけど。

昨日友達に釣りに連れて行ってもらいました。
初めてだと思っていましたが、子ども時代に行っていました。
でも大人になってから初めてでした。
しばらくして・・・釣れました!
いや、釣られてくれました。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
だって、川の神が、超初心者の私に与えてくれた魚だと思ったからです。
それは、生涯川を愛した、釣りを愛した父のおかげだと思います。
「あの男の娘か。ならば・・・」と、仕方なく。
特大のサービス精神で。。。

今後は、食べる為に釣りをしたいなぁと思いました。

「月神の統べる森で」の、シクイルケ(月の神)は最高です!
この本を読んで以来、すっかり月の神が好きになってしまいました。
多分、東逸子さんの挿絵の影響、大です(笑)
今夜は月の神と一杯呑もう!(呑ませていただこう、です)
日頃のお礼言わんと。

えほん館さんの写真えほん館さんの写真

 

 

あおいさん

今年の8月に「一粒の雨の記憶」という写真絵本が出版されました。
どちらかというと大人向きの絵本ですが、その著者のやまさきあおいさんとは、25年前からの知り合いです。そのあおいさんが、死ぬまでにやりたかったことだったと作られたのです。

「記憶」って不思議ですよね。
今、私が記憶をすべて失くしてしまったらどうなるんだろう・・・?
昔そんなことを思いました。
自分の名前も、年齢も、生まれてから今日までのすべての事を忘れてしまったら・・・。
花田睦子は消えます。
私の人生=記憶なんだと思いました。
もし、その記憶に「記憶違い」があったとしても、その「記憶違いの記憶」が自分にとっての事実になるのですから、面白いことこの上ない。
この世に真実などないのではないかと思ってしまいます。
生まれて来てからのすべての記憶が無くなると、花田睦子は消えます。
でも、なんの記憶もない名前すらない人間は残っています。
そして、また名前が与えられて別人としての人生がスタートする。
なんて考えたら本当に不思議です。

そんな私にこの「一粒の雨の記憶」が、語りかけてくれたのは、この花田睦子以外の記憶です。
私が今の人生で得た記憶ではない記憶・・・
そう!本来人がみな持っている記憶です。
それはいつから始まっているのか、「この私」ではわからない記憶です。
それに気付くと、他人と思っている人が、自分と自分以外と分けていることが、実は同じ「モノ」で出来ているのだと感じられるのかもしれません。

あおいさんとは、三金会という勉強会で出会いました。
「よたかの星」の絵本を読ませていただいた時に、宮沢賢治が好きなあおいさんから声をかけてもらったのがご縁の始まりです。
それ以来、ずーっと私の大好きな女性となっていますが・・・
まぁ、影響を受けまくりました(笑)
あおいさんは、その容姿からは想像も出来ないくらい、やんちゃな人生を歩いておられます。
そんな彼女からのメッセージ。
良かったら手に取ってみてください。
そして何かを感じてもらえれば、私も嬉しいなぁ。。。

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