あまりにも嬉しかったから。。。☆

火曜日。小学校最終日。
今日は1年生4クラスにそれぞれ絵本と物語を紹介。
今日も面白い事がいろいろあったのですが・・・。

この小学校には6年前から年1回お邪魔しています。
4年前に、「甲子園がくれた命」という本を高学年に紹介しました。
2010年の春に甲子園で準優勝した左腕のエース、山崎福也くん(さん)の物語です。
野球名門校入学直前に、大病となり、成功率10%の手術を受け、奇蹟的に復活し、甲子園で活躍した彼の軌跡の物語です。

先日、新聞のスポーツ欄の片隅に「プロ志望届164人提出」という記事を見つけました。
ふと目にとまり、何気なく読んでみると・・・
「左腕は明大の山崎福也、」という文字が!
あぁ、彼はずっと、やってたんや!
とてつもなく感動したので、新聞記事を切り抜いて、本と共に今の子ども達に紹介しました。
ただの自己満足ですが(笑)

私が子ども達に言わずにいられなかった事は、
「人生は続いていた」ということ。
続けたくても続けられなかった人がいる中で、人生は続いていること。
本になるような人生がある、凄い人がいる、というだけで終わってしまうことではなく、どんな出来事も「点」ではなく「線」に出来るということ。
その人の意志で。。。

短い時間でしか語れなかったけど、「本の中の人」ではなく、
「今、自分たちと同じ時を生きている人」として感じてくれたら嬉しいなぁと思いました。

(写真は5年生に紹介した「甲子園がくれた命」と今日紹介した絵本と読み物です)
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たじたじ・・・

月曜日。今日も小学校へ。
今日は、2年生4クラスと6年生2クラスにそれぞれ絵本と物語の紹介。
だんだん「ネタ」が尽きていきます。
得意な事でやるのは簡単なのですが、子ども達に多くの本に出合ってもらえることを重要視しているので、出来るだけだくさんの本を紹介したいと頑張ってしまいます。
というのは、たてまえで、本音は「この本どうやろ?」「この紹介の仕方はどうやろ?」「この本にはどういう反応があるやろ?」と、試してみたいのです(笑)
なので、正直失敗も多いです。
でも、子ども達が「それは、失敗やぞ。」と教えてくれるのです。反応で。
その「生」の反応が有難い。
何の気遣いもない反応をくれるからこそ、ありのままがわかるわけです。
それは私の宝物。
謙遜ではなく、子ども達との「生」の時間が、本当に私の宝物です。
成功も失敗も両方が、です!

こう書くと、まるで今日失敗したかのようですが、そうではありません。
いつもは私のペースで読み、子ども達と一緒に遊んでいた絵本が、今日は相手のペースになってしまいました。
いや、やられてしまいました!
いつもは、私が子ども達をおちょくっているのに、私がおちょくられている!
(いつもながら言葉が悪くてすいません!)
違う!これは違う!何かが違う・・・
そう感じながらも、最後までやられてしまった・・・
最後に一言、言われました。
「この人、なかなか上手いわ。」
「ありがとう。」
?????????
なんでやねん!

2年生も面白かったなぁ。
「ガッツリ読もう!」の読み物コーナーで、分厚い本を手に取って一言。
「わあー、これっ!」
(嬉しそうな声に期待を込めて振り向くと)
「オレが寝そうな本や!」

なんでやねん!

(写真は今日紹介した絵本と読み物です)
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楽しむ力!☆

昨日に引き続き、今日も小学校は楽しかった~♬
4年生4クラスに昨日同様それぞれ絵本を読み(というより、遊び)、それぞれに物語を紹介してきました。

初対面の子ども達。
物語絵本の紹介をじっくり聴いてもらえるように、まずは絵本で私との距離を近くしたい。
「こいつの話やったら、聴いたってもええわ。」(言葉が悪くてすいません!)と思ってもらいたいわけです。
なので、子ども達とのやり取りが楽しめる絵本が優先します。
しかし・・・
うまい!子ども達は楽しむのがうまい!
「何言い出すねん!」と突っ込んでしまったくらい、その発想に大人のような枠はありません。
私のほうが置いていかれました(笑)

というわけで、今日も子ども達から「今、この時を楽しむ」事を学びました。
実演付きで(笑)
この時間が授業時間やってこと、関係ないんやろなぁ。。。

(写真は今日読んだ絵本と紹介した本です。あ、それから保護者の絵本クラブの方々が作ってくださったコーナーの看板です。本当に上手にやってくださいます!縁の下の力持ちの方々です。いえ、この方々の「想い」で、私が伺っている次第です。)

明日は大学、頑張るぞ〜!

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輝いた。。。☆

今日から1週間、小学校で仕事です。
初日の今日。
5年生4クラスにそれぞれ絵本を読み、それぞれに物語を紹介してきました。
前に立ち、子ども達に語りかけていると・・・
変化の瞬間がわかります!
子ども達の目が輝く瞬間が!
どこで輝くかはそれぞれですが、一瞬にして変わる瞬間がわかるのです。
あの素直な反応がたまりません!
もちろん、ずっと変わらない子どももいます。
それも見ていて楽しい。
それぞれだから、楽しい。
ばらばら。それが、なんか心地いいのです。

ずっと同じ顔をして私を見ている子どもの目を見て、言葉を届けにいきます。
でも変化なし。
でも、ずっと見ている。私をみている。まっすぐに見ている。
私の言葉を聴いてくれている。。。
何を感じているのかな???
訊いてみたい。とてもとても訊いてみたい。
でも、訊いてしまって、その子の大切な何かを壊すことになってしまったら怖いからと、訊けないままです。。。

今日はたくさんの輝く目に出会いました。
日頃、その子ども達がどういう評価を受けているのかは、私にはわかりません。背負っているものもわかりません。
そうです。
そんな事はわからないけど、子ども達の目は輝いていました!
ダイヤモンドよりも好きやなぁ(笑)
(写真は今日読んだ絵本と紹介した本です)

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衝撃の一日

先週の土曜日。
午前中、向日市の第2向陽小学校へ講演に行きました。
前半は子ども達と保護者の方達と絵本を読み合い、後半は保護者の方にお話をさせていただくというプログラムでした。
絵本「もったいないばあさんのてんごくとじごく」を読む前に、みんなに訊いてみました。
「天国と地獄とどっちに行きたい?」
私の予想を反して、地獄がいいという人が数人いました。中には大人の方が。
「どうして?」と訊くと「じごくのそうべえみたいな事がしたいから〜♪」という答え。
ナイスな大人です。
そんな中、「とっちもいや!」と叫んだ3年生位の子どもが一人。
「え?なんで???」と訊くと、
「どっちも死んでから行くとこやし。生きてる方がええもん。」
おっ!
ちょっとした衝撃でした。なるほど!

夕方から友達に借りたものを返すために四条大宮まで。
お気に入りの立ち飲み屋さんに行ってみましたが、すでに満員で並んでいる人が。
もんじゃ焼き屋さんへ行きました。
東京で初めて食べて以来、20年以上ぶりのもんじゃ焼き。大好きなのです。
なのに、なのに・・・
焼けるのを待っている間に、夢中で話してしまった私が悪かった。
気が付けば、大きかったもんじゃ焼きが煎餅サイズになっているではありませんか!
食べられてしまった・・・まだ一口しか食べてなかったのに。
結構、ひどい衝撃でした(笑)

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そしてとどめは、タイガーマスク(アニメ)です。
小学生の時、テレビで観るタイガーマスクが大好きでした。
特に最終回は、テレビの前で仁王立ちして滝のような涙を流し、しゃくり上げて泣いていた記憶があります。
私の人生に大きな影響を与えたテレビアニメなのです。
私がそういう人間であることを知っている友達が、
楽しく呑んでいた時、いきなり私の目の前にスマホを差し出しました。
「うわっ!なにこれ!タイガーマスクの最終回やん!!!」
約40年振りに観た、いえ、観てしまった最終回。
気が付けばテーブルには私の涙がぽたぽたと・・・

子どもの時から今の歳まで、生きれている私。
心の中に大切に持ち続けていた宝物のような「子ども時代の瞬間」を、何の前触れもなく、何の心の準備もなく、いきなり見せられた事に、何故か最大級の衝撃を受けていました。
観たくなかったのに、という怒りの衝撃ではないのです。
観れて良かったのです。いや観たいものだったのですが・・・う〜ん・・・
どういう種類の衝撃なのか、1週間以上経った今でも言葉にすることは出来ないのです(笑)