ただ今、サイン本有り。

<お話の名手、杉山亮さん!>

火曜日は滋賀県近江八幡市で、杉山亮さんのお話を聴いてきました。
只今京都に帰ってきたところで、まだ余韻がいっぱいです!

杉山亮さんと言えば「名探偵シリーズ」が有名ですが、他にも楽しいお話がいっぱい出ています。
中でも私が大好きなのが「大工のキムさんのお話」です。
「走れ、カネイノチ!」(講談社・小学校中学年から大人まで・読んでもらうなら低学年からでも)の中に入っているお話です。
そのお話を小学生達に生で語ってくださいました。
読むのとはまた違って、めちゃくちゃ面白かったです。

著書の販売もさせていただき、いつものごとく自分用にサインもいただいてきました。
幸せ。。。

「本はハードで、お話がソフト」という例えに、思わず心の中で「ナイス!!」と叫んでいました。
ソフトであるお話を面白いと思えば、本を手に取るのです。
子どもに本を読ませようとするのではなく、お話の面白さを伝えなければ・・。

小学校×2校、幼稚園、保護者と、一日4回もの講演には、ただただ頭が下がります。
最高の一日でした!
「花田さんが杉山さんの話を聴いたことないなんて、あかんわ!
絶対来てください!本も売ってもらいますから!」
という、いつもお世話になっている滋賀県の方のおかげです。
本当に、感謝でした。。。☆

というわけで、ただ今えほん館には杉山亮さんのサイン本があります。
「のっぺらぼう」(ポプラ社)
「かっぱ」(ポプラ社)
「とっておきの名探偵」(偕成社)シリーズ最新刊
それぞれに、メッセージ付きです♬

(写真は杉山亮さんです。ほんと、素敵なお顔です。。。)

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発売前に。

数日前に、絵本児童文学作家のなかがわちひろさんから新刊が届きました。
有難いことに、発売前の出来たてほやほやを送ってくださったのです。
なかがわさんとは、2年前に業界の先輩の紹介で、大学で講演をしていただいたのがご縁の始まりです。
いえ、私の方は作品を通してもっと前から出会っていた「知り合い」だったのですが(笑)

なかがわちひろさんと言えば、「のはらひめ」(徳間書店)「天使のかいかた」(理論社)をはじめ「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)の文章や、「ちいさなあなたへ」(主婦の友社)の翻訳等、とても幅広く活躍されている方です。

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「まほろ姫とブッキラ山の大テング」(偕成社)
小学校へ詰めていた仕事が終わったので早速読んでみました。 が・・・とても面白くて、3日に分けてではありますが一気に読んでしまいました。

わけあって、タヌキの家族に育てられたまほろ姫には、茶々丸というきょうだいがいました。
二人はある日、思ったものに化けるために使う特別な葉っぱを探しに、こっそりとブッキラ山に出掛けて行きました。
ところが、ブッキラ山の大テングを怒らせてしまい、茶々丸が石にされてしまいました。
さあ、大変!
まほろ姫は、何とか大テングに助けてもらおうとするのですが・・・

一言で言うと、「タヌキに育てられたお姫様が活躍する楽しいファンタジー」となるのですが。。
まほろ姫の純粋な勇気とまっすぐな心、大テングとの関わりを通して感じられる「本当の智恵とは何か」。。。等々、
根底にはしっかりと素敵なものがあるのです。
読み終わった後は、何だかとっても嬉しくなりました!
だから、書きたくなってしまいました。。。ふふっ。。。

(11月中旬発売予定・小学校中学年から大人まで)

11月講演スケジュール

4日(火) 城陽市 芽生え幼稚園

5日(水) 京都市 上高野児童館 一般参加可

8日(土) 高松市 西光寺保育所

12日(水)京都市 崇仁保育所 一般参加可

18日(火)京都市 朱雀第七小学校

19日(水)京都市 中山保育園 (おはなし会)

21日(金)「大人のための絵本講座」

*詳しくは「お知らせ」カテゴリーをご覧ください。

問い合わせ(075-821-7060 ハイ・どうぞ)一般参加可

22日(土)大阪市 つぼみ保育園

26日(水)向日市 市民会館 「子育てセンターすこやか講座」一般参加可

向日市子育てセンター 075-932-7830

29日(土)京都保健会看護部

 

 

あまりにも嬉しかったから。。。☆

火曜日。小学校最終日。
今日は1年生4クラスにそれぞれ絵本と物語を紹介。
今日も面白い事がいろいろあったのですが・・・。

この小学校には6年前から年1回お邪魔しています。
4年前に、「甲子園がくれた命」という本を高学年に紹介しました。
2010年の春に甲子園で準優勝した左腕のエース、山崎福也くん(さん)の物語です。
野球名門校入学直前に、大病となり、成功率10%の手術を受け、奇蹟的に復活し、甲子園で活躍した彼の軌跡の物語です。

先日、新聞のスポーツ欄の片隅に「プロ志望届164人提出」という記事を見つけました。
ふと目にとまり、何気なく読んでみると・・・
「左腕は明大の山崎福也、」という文字が!
あぁ、彼はずっと、やってたんや!
とてつもなく感動したので、新聞記事を切り抜いて、本と共に今の子ども達に紹介しました。
ただの自己満足ですが(笑)

私が子ども達に言わずにいられなかった事は、
「人生は続いていた」ということ。
続けたくても続けられなかった人がいる中で、人生は続いていること。
本になるような人生がある、凄い人がいる、というだけで終わってしまうことではなく、どんな出来事も「点」ではなく「線」に出来るということ。
その人の意志で。。。

短い時間でしか語れなかったけど、「本の中の人」ではなく、
「今、自分たちと同じ時を生きている人」として感じてくれたら嬉しいなぁと思いました。

(写真は5年生に紹介した「甲子園がくれた命」と今日紹介した絵本と読み物です)
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たじたじ・・・

月曜日。今日も小学校へ。
今日は、2年生4クラスと6年生2クラスにそれぞれ絵本と物語の紹介。
だんだん「ネタ」が尽きていきます。
得意な事でやるのは簡単なのですが、子ども達に多くの本に出合ってもらえることを重要視しているので、出来るだけだくさんの本を紹介したいと頑張ってしまいます。
というのは、たてまえで、本音は「この本どうやろ?」「この紹介の仕方はどうやろ?」「この本にはどういう反応があるやろ?」と、試してみたいのです(笑)
なので、正直失敗も多いです。
でも、子ども達が「それは、失敗やぞ。」と教えてくれるのです。反応で。
その「生」の反応が有難い。
何の気遣いもない反応をくれるからこそ、ありのままがわかるわけです。
それは私の宝物。
謙遜ではなく、子ども達との「生」の時間が、本当に私の宝物です。
成功も失敗も両方が、です!

こう書くと、まるで今日失敗したかのようですが、そうではありません。
いつもは私のペースで読み、子ども達と一緒に遊んでいた絵本が、今日は相手のペースになってしまいました。
いや、やられてしまいました!
いつもは、私が子ども達をおちょくっているのに、私がおちょくられている!
(いつもながら言葉が悪くてすいません!)
違う!これは違う!何かが違う・・・
そう感じながらも、最後までやられてしまった・・・
最後に一言、言われました。
「この人、なかなか上手いわ。」
「ありがとう。」
?????????
なんでやねん!

2年生も面白かったなぁ。
「ガッツリ読もう!」の読み物コーナーで、分厚い本を手に取って一言。
「わあー、これっ!」
(嬉しそうな声に期待を込めて振り向くと)
「オレが寝そうな本や!」

なんでやねん!

(写真は今日紹介した絵本と読み物です)
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