<子どもたちの遺言>

「子どもたちの遺言」(佼成出版社)
谷川俊太郎・詩 田淵章三・写真

から、私の大好きな詩をひとつ。
大切なことがわからなくなったときに、いかがですか。。。

・生まれたよ ぼく・

生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか

だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを

いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい

そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい

(この目をまっすぐに見ていられる人間でありたいなぁ・・・)

写真: 「子どもたちの遺言」(佼成出版社)
     谷川俊太郎・詩 田淵章三・写真

から、私の大好きな詩をひとつ。
大切なことがわからなくなったときに、いかがですか。。。

・生まれたよ ぼく・

生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか

だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを

いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい

そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい

(この目をまっすぐに見ていられる人間でありたいなぁ・・・)

 

<新刊絵本から>

「どうぶつ しんちょうそくてい」(アリス館)
文・聞かせ屋。けいたろう 絵・高畠純

あなたは、動物の身長を測ったことがありますか?
当然ないでしょう。
でも測ってみたいと思ったことはありますよね?

動物園の身長測定で並んでいるのは、うさぎ、カンガルー、キリン、ワニにこうもり。
こんなん、測れると思いますか!?
それが、測れたんですよ〜。
その測り方がとても面白い!
この知恵があなたにはあるでしょうか???
(私にはありませんでした。とほほ。)

身長を測れるメジャーのおまけ付きです♪
(期待してはダメですよ(笑))
(3歳位から大人)

写真: <新刊からおすすめ>

「どうぶつ しんちょうそくてい」(アリス館)
        文・聞かせ屋。けいたろう 絵・高畠純

あなたは、動物の身長を測ったことがありますか?
当然ないでしょう。
でも測ってみたいと思ったことはありますよね?

動物園の身長測定で並んでいるのは、うさぎ、カンガルー、キリン、ワニにこうもり。
こんなん、測れると思いますか!?
それが、測れたんですよ〜。
その測り方がとても面白い!
この知恵があなたにはあるでしょうか???
(私にはありませんでした。とほほ。)

身長を測れるメジャーのおまけ付きです♪
(期待してはダメですよ(笑))
                   (3歳位から大人)

<たべる>

<たべる>(アートン)
谷川俊太郎・文 井上洋介・絵

「食べてごらんこの絵本。噛めば噛むほど味がでる。」
帯にこんな言葉があり、どんなにおいしい絵本かと開いてみると・・・
食べるということが当然で趣味にもなるような現代社会に生きている私としては、ちょっとショックを受ける絵本でした。
一瞬にして食べ物がない世界、食べることが出来ない世界へ誘われぞっとするような恐怖を感じ、ラストで、たかしがいつもと同じ朝ご飯を「おいしい」と思う気持ちにどっぷり共感。
そして、食べるということだけでなく、私たちが日常知らず知らずの間に陥ってしまっている生き方のゆがみまで見せられた一冊でした。
当たり前のことを見せられて、ゾッとしてしまう自分こそがこわい・・・。

上記はこの絵本を初めて読んだときに私が書いた紹介文です。
(2006年9月)
今、改めて読んでみて昔から親に「食べ物を粗末にしたらあかん!」と言われ続けていたことを思い出し、初心にかえっています。
(初心ってなんやねん!?)
今日もご飯が食べられる。
美味しいケーキまでいただいた。

本当にありがたいことです。。。

写真: 朝からの差し入れに続きまして。。。

<たべる>(アートン)
      谷川俊太郎・文 井上洋介・絵

「食べてごらんこの絵本。噛めば噛むほど味がでる。」
帯にこんな言葉があり、どんなにおいしい絵本かと開いてみると・・・
食べるということが当然で趣味にもなるような現代社会に生きている私としては、ちょっとショックを受ける絵本でした。
一瞬にして食べ物がない世界、食べることが出来ない世界へ誘われぞっとするような恐怖を感じ、ラストで、たかしがいつもと同じ朝ご飯を「おいしい」と思う気持ちにどっぷり共感。
そして、食べるということだけでなく、私たちが日常知らず知らずの間に陥ってしまっている生き方のゆがみまで見せられた一冊でした。
当たり前のことを見せられて、ゾッとしてしまう自分こそがこわい・・・。

上記はこの絵本を初めて読んだときに私が書いた紹介文です。
(2006年9月)
今、改めて読んでみて昔から親に「食べ物を粗末にしたらあかん!」と言われ続けていたことを思い出し、初心にかえっています。
(初心ってなんやねん!?)
今日もご飯が食べられる。
美味しいケーキまでいただいた。

本当にありがたいことです。。。

<新刊絵本から>

「いえでをしたくなったので」(ほるぷ出版)

まずタイトルと表紙の絵に惹かれました。
私は子どもの頃、よく家出をしていました。
もっとも私の家出は自転車で数時間走りまわったり、ぶらぶら歩きまわるという程度ですが。
動機のほどんどが、母親との喧嘩か両親の喧嘩でした。

「家にいるのが、いや!」これに尽きると思います。

小学生の時、深夜に家出をしてしまって後悔した私は、近所のガレージで車の間にしゃがみ込み泣いていた覚えがあります。
ぬいぐるみのくまさんをしっかりと抱きしめて。。。

でもこの絵本の家出はなんだかとっても楽しそう!
兄弟姉妹の4人で一緒に家出をするのですから。
木の上や池に洞窟、いろんな場所を転々として行きます。
黒一色で描かれた絵の美しさと躍動感が素敵ですが、何よりも余白の上手さがプラスされて、想像が大きくふくらむのです。。。♪
そして、もちろん最後はちゃんと・・・

この4人、なんかどこかで会ったことある??? と思ったら、ナルニアの4人とかぶったのでした(笑)

写真: <新刊絵本から>

「いえでをしたくなったので」(ほるぷ出版)

 まずタイトルと表紙の絵に惹かれました。
私は子どもの頃、よく家出をしていました。
もっとも私の家出は自転車で数時間走りまわったり、ぶらぶら歩きまわるという程度ですが。
動機のほどんどが、母親との喧嘩か両親の喧嘩でした。

「家にいるのが、いや!」これに尽きると思います。

小学生の時、深夜に家出をしてしまって後悔した私は、近所のガレージで車の間にしゃがみ込み泣いていた覚えがあります。
ぬいぐるみのくまさんをしっかりと抱きしめて。。。

でもこの絵本の家出はなんだかとっても楽しそう!
兄弟姉妹の4人で一緒に家出をするのですから。
木の上や池に洞窟、いろんな場所を転々として行きます。
黒一色で描かれた絵の美しさと躍動感が素敵ですが、何よりも余白の上手さがプラスされて、想像が大きくふくらむのです。。。♪
そして、もちろん最後はちゃんと・・・

この4人、なんかどこかで会ったことある??? と思ったら、ナルニアの4人とかぶったのでした(笑)

<思い出のマーニー>

<思い出のマーニー>

「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」

私が児童文学に再びハマッたのは、20年ほど前に病気になって一旦店を閉めた時期でした。
そして、マーニーに出会ったのは7年ほど前。業界の先輩から紹介してもらったのがきっかけでした。
少なからずも人生でいろんなことがあって、それでも私が今こうして道をそれずに生きていられるのは、「物語」のおかげです。

「おはなし」には「力」があります。

最もそんなことはわからずに、お話の世界に現実逃避していただけでしたが、実はその世界で知らない間に自分の価値観が少しづつ変わっていっていたのでした。

「思い出のマーニー」を読んだとき、引き込まれていきました。
いったいマーニーは何だったんだろう?誰だったんだろう?と強く思いながら読んだ記憶があります。
お屋敷と窓と不思議な女の子・・・

先日映画を観に行きました。
美しい世界でした。
改めてこの作品が映画になったことに喜びを感じました。
そして「おはなしの世界」が大好きだなぁと実感し、今ここにいられることに心から喜びを感じました。
映画を観たらぜひ原作も読んでみてくださいね。
そして、何かしら心が動いたら、宮崎駿さんの「本へのとびら」(岩波書店)もおすすめです♪

えほん館さんの写真えほん館さんの写真